【苔のような落葉踏み何をしても悲しいときみにだけ言えない】

岳物語 読んだ。なんとなく長編私小説のイメージでなかなか手が出せなかったのは勿体無かった。気軽に始めた連載をのちに推されて本にまとめた短編集だということはよくわかり、成長した岳くん(失礼ながらくん付けになってしまう)の様子やじつはお姉さんがいる、という情報も後年の作品で知ってから読んだこともあってよりしみじみと感慨深く、愛にあふれた文章にうれしくなった。自分がこんな風に小説の主人公にされたら、やはり困るかもしれないけれど。笑
岳さん本人があとがきを書いている完全版?もあるとかで、ぜひ読みたいと思った。

そういえば原田知世のCDがすごくいい。くちなしの丘が入っているやつ。