基本的にインターネットを使わないひとに
何かを聞いてもらいたいときは、郵送になる。
そんなやりとりが気付けば6、7年前から、ゆるやかに続いている。
もちろんフェイスブックなんかもないから全然わからなくて気になっていた、向こうのご家族の穏やかなようすが、文字からはっきりと伝わってきて、ああこれで一年ぶんくらいの、安心をもらった。と思った。
でも、たとえば電話しようかなとか思うの、そういうことだよね。インターネット大好きな割に、そのへんいつも怖い。感覚の麻痺というのか。
だからそういうやりとりが、時々すごく必要で、ありがたい。

【白黒の景色を抜けて教習車から届く最初の郵便物

「かえっていく場所」読み終える。
電話の繋がらない、電波がとどかない描写が何度か出てくる。それがいいって言いたいわけではないけど、そっちが自然だってことは忘れたくないなあと思う。