日記っぽい日記を書こうと思います。
ちょっと経ってますが先週の日曜日、久々に誰にも行き先を告げずに出かけられる休日だったので一週間ぐらい前からいろいろシミュレーションした結果。


まず数日前にスーパーで買い物した帰り、袋詰めスペースの目の前に近所の中学校の吹奏楽部演奏会ポスターが貼ってあり、ちょうどこの日の昼だった。思わずその場でポスターを撮影。もちろん徒歩圏内(中学校の体育館)、昼、知ってる曲も演奏するということで、行こうと思った。じつはこの中学校の向かいに住んでいたことがあり、ときどき窓を開けると練習の音が聞こえてくるのが癒しだった。セカンドアルバムのジャケットを広げると見える屋上は、ここです。

ということで、開演時間にぎりぎり間に合うように行った。体育館が4階にあり(!)、広さは思ったよりこじんまりとしていてパイプ椅子が並んだ客席はほぼ満席。たまたま前のほうに、家族連れと家族連れの間に空いた一人席があったので案内してもらい座った。ちなみに来賓席には近所のサンドイッチ屋の店主が座っていた、そういうの東京っぽいと思う。
演奏が始まった瞬間に泣いた。びっくりした。もうこの歳でこういう演奏を聴いてしまったら駄目だということを悟りました(行くけど)、そもそもこの中学校、すごく有名で、上手なんです。しかしそれだけでなく、なんていうか、エネルギー。。。ですよね。。。ロンドンで観たビリーエリオットの主演の男の子を思い出すような、まだ中1か2のあどけない感じの細い子が大家のような顔をしてクラリネットを吹く姿、ものすごくかっこよかった。隣の家族連れの奥さんも泣いてたから助かったけど、内心「うわあ。。どうしよ。。。」と思いマフラーで顔を隠しながら必死で聴いていた。素晴らしかった。音楽ってこういうものであってほしい。
ときどき、司会者コント的な笑いも差し挟んでくれたので助かりました。おばちゃん全開のアンケートを書き残して帰宅。


夕方になっていたので遅い昼ご飯を食べようと、近所では数少ない日曜空いてるカフェに初めて入ってみる。雰囲気いいけどちょっと高いかなー!っと勝手に辛口評価。でもおいしかったです。


その後、ここにも書いたけどこれも数日前に気づいた映画上映のため雨の中渋谷へ。映画館で映画観たの、ハッピーアワー以来かも。この日に行くかは迷ったんだけど前にも同じ映画を観る機会を逃した記憶があり、とにかく行くことに。この映画を知ったのは、チェロを弾く友人が私の演奏を観てこの映画を思い出した、と言ってくれたことがきっかけだった。(のちに、かつて企画に出てもらった小嶋佐和子さんが同じことをご友人に言われたという話をネットで見かけた) 
たぶん、それを言われてから3年は経っていてずっと気になっていたのだけれど、ようやく映画館で観ることができました。あんまりここで感想を連ねることは、しませんが、私は改めてなんかすごいことを言われたな?!という心持ち。夢から覚めたみたいに終わってしまった。好きな映画でした。


終わった時点で9時前。帰るか、映画がなかったら行こうとしていたライブ会場に行ってみるか、どうするか、と考えたところでもうひとつ選択肢にあったのが、渋谷にいい感じのブックカフェがあったはず、という記憶。調べたら初台だった、バスが出ているらしい。渋谷より帰るのが楽になるので行くことにした。渋谷駅からバスに乗るのは初めてで、何度か迷って挫折しそうになりながらバス停を突き止め乗車。間違えてひとつ前で降りますボタンを押し、バスは貸し切り状態だったので車掌さんが「次でいいですか」と聞いてくれて終点で下車。


2階にあるブックカフェの場所はすぐにわかり、若干緊張してドアを開けようとしたところで派手に看板を落としてしまい、店主が出てきてくれる。すみません。。。お客さんはちらほら3人ぐらい居て良い雰囲気。ソファに座ってチーズケーキと浅煎りのコーヒー(ものすごく!美味しかった!)を注文し、平置きされていて最初に目についた「かなわない」を手に取る。2時間ではぜんぜん読み切れず、結局それしか読まなかった。どちらかというと日記よりエッセイに興味があり、若干の野次馬根性もあり途中を飛ばして「誰そ彼」を読んだ。
全部読んでないし感想を言える立場ではないのですが、ひとつ引っかかったのは、出版した以上、彼がこの文章を読まない、ということはないんじゃないか・・・(自分なら読むよね)と思いました。また行って続きを読もうかな。今度は一日居座りたいなあ、と思ってしまう居心地のよさでした。


こんな日が時々あるといいですね。