【地図を指差して私の代わりに行ってきて 真昼のような夕方】



救急車騒動の件、とりあえず自分の行動と思ったことに限定して書き留めておきます。


大袈裟に思われるかもしれませんが、私は一瞬「わたしはここで、この人をひとりで看取ることになるのか」と思いました。そして、この人がいなくなったら私はものすごく困る、と思いました。お金とか後片付けとかの話ではなく、ここで困ると思ったのは精神だけの話。
大きくは取り乱さなかったと思う(ただ動揺していたので、119番に電話して情報を伝え「向かいます」と言われた直後に「お願いします」と言って即電話を切ってしまった。そのあと寝間着の上だけワンピースに着替え、あとから気づいたけど台所の流しでマウスピースを外していた)、たぶん大丈夫って気持ちと、このままだめなら仕方ない(困るけど)という気持ちが半々ぐらいで、とりあえず外の空気を吸いたくて窓を開けた。


ありがたいことに完全に無事だったので笑い話です。思わぬ予行演習をしてしまいました。