ギター教室で、弾き語りを始めるときに影響を受けた人とかいるんですか、と聞かれ
一瞬考えて「言える」と判断し、「双葉双一さんです」と答えた。
「おー、、、僕も一枚すごく聞いたのありますよ。白黒のジャケットのやつ」という反応だった。手に捧げる歌かな?
改めて声に出して、そうだったなと思った。


双葉さんを知るきっかけになったコメント貼っておきます。これ読んでどんな人だろうって思って、「ママレードパイのかわいい食事」というアルバムを買い、その後CD全部そろえるはめになりました。

双葉双一君の歌詩にはピンとくるものがあります。ハッとさせられるフレーズがいくつもあるし、 ムードをつかまえるのがうまい。癖のある歌唱やその独自の美学は強烈に好き嫌いが別れそうですが、 みんなそこそこオシャレな今の音楽業界で、そのアクの強さは貴重な存在だと思います。 このまま突き進んで過剰にエレガントでロマンティックなカルトシンガーになって欲しいです。」  ゆらゆら帝国 坂本慎太郎



全曲紹介はやめとくにしても、全アルバム紹介ぐらいならしても怒られないのでは?
と思ったのでぼちぼち書いてみますね。
以下ディスコグラフィWikipediaより転載

双葉双一に気をつけて 2001年10月5日発売 Oooit records

1.LOVE 2. クリスマスに誕生日 3. 天使とドライブ 4. わたしの人魚姫1 5. タワーホテル 6. 人生やってこい 7. お嬢さん気をつけて 8. 4月下旬並みの陽気 9. お嬢さんよろこんで

→5曲目の「タワーホテル」がこのアルバムの全てだと思っています。全てじゃないんだけど、「タワーホテル」を聞くためにこのアルバムを買う、という選択は大いにありだと思います。

■春と乙女 2002年3月22日発売 Oooit records

1. 悪い空想 2. わたしの人魚姫2 3. 悪い意味での個性がいっぱい 4. かわいいあの子 5. 遠くの町 6. 星の上 7. お高くとまった季節 8. 夜の底 9. 春と乙女 10. オートバイ少女 11. ポケットと冷たい手

→1stに近い雰囲気。「かわいいあの子」という曲が好きです。あと「夜の底」のワルツのような美しさ。

ママレードパイのかわいい食事 2003年9月25日発売 Oooit records

1.welcome to my show 2. 体は食卓 頭は雲の上 3. デビリー 4. わたしの人魚姫2 5. ママレードパイのかわいい食事 6. I THINK THAT 以下 7. 5x5のクリスマス 8. 愛の伝染 9. ドラムレディー 10. スモール・スター・クラウド

→一番はじめに聞いたアルバムがこれでした。しかも試聴ではじめに聞いた曲がいま思えば異色の「デビリー」でした。この頃はちょっとアッパーな曲が多いですね?バックバンドに「ははの気まぐれ」を迎えた、賑やかな作品。

■涙の小鳥 2004年7月4日発売 Oooit records

1.走るのってすてき 2. アンダースロウ 3. 束の間の二日間 4. 涙の小鳥 5. ベッド上上きげん 6. ワルプルギスの夜 7. あの子がすき 8. 氷の上の乙女 9. スポーツと気晴らし 10. 消極的な仕返し 11. だれでもいいから踊りましょう 12. 8月のほんの少し 13. だれのためのお客さん、さてきみは?

ツイッターでおすすめと書いたのがこれです。このあとに出た「手に捧げる歌」の飄々と研ぎ澄まされた感じのちょっと前、初期の双葉さんの感じを「一番聴きやすくしたアルバム」という印象。大学生のときにやたらと体調を崩した時期があり、熱出して寝込んだときとかにものすごく聴いてました。病院の待合室とか。優しい作品です。ギターの音がきれい。

■手に捧げる歌 2009年9月16日発売 Oooit records

1.手に捧げる歌 2.隣人 3.瞬き分の夜 4.岬の上 5.家の中で花火 6.ウルスリ 7.覚醒の歌 8.K.B.M. 9.イン・ザ・ナイト・マイ・フェスティバル

→双葉さんを知ったのが2007年頃だったので、このアルバム以降は新譜として買ってます。当時「K.B.M.」が大好きだった。あと最後の曲、もはや曲とはいえない、叙事詩?圧巻です。

■現代の神話I/modern mystics volume 1 2012年2月15日発売 Oooit records

1.恢復期 2.旅に出なさい 3.マスク 4.霧の中で 5.LEVEL5 6.ローラースケート日和 7.祭りD 8.あそぼうよ 9.冬奏曲 10.懺悔喫茶にて 11.星はただの点 12.イン・ベッド 13.みせろ、きみの偏見をみせろ 14.もう少し歌うから 15.あたしのハート

→こう見ると曲数多いですね!「みせろ、きみの偏見をみせろ」は今まで誰も歌うことがなかった領域に踏み込んでいるのではないか(そういう双葉さんの曲はたくさんありますが)、と思うすごい曲。「LEVEL5」もそうですね。「あたしのハート」はめちゃくちゃ可愛い曲です。

■R離棟からの手紙 2012年12月12日発売 Oooit records

1.R離棟からの手紙 2.びっびっび 3.二段階右折エレジー 4.折々の径影 5.マイフォトグラフ 6.追走曲 7.グッドナイト・ダーリン 8.そいつはいつか化け物になるぞ 9.祭りの花を買いに行く

→今思うと、また少し休みますよ、という雰囲気がすこしだけ漂っている気がする静かなアルバムです。最後の曲はちあきなおみ(作詞曲:友川かずき)のカバー。



いろいろ聞き返したくなったけど、段ボールから引っ張り出す必要あり、、、CDラックがほしい。