2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

人の名前を、別の人と完全に間違えて覚えていることがたまにある。怖い。今日いっこ直しました。【眠そうなあなたの赤いイヤリング 揺れたら音が鳴るかもしれぬ】 【臨時入館証届けにきてくれた人の日焼け具合見上げて】 【ブックポストに延滞の本返す帰り道…

【ヘリポートとRマークの違いを休憩室で知る高い空】 【指に絆創膏巻けばすべて投げ出して寝ること許されている】 【スイカの種を面倒くさがる君の髪の毛が跳ねていた7月】

【広い掘りごたつにふたり深海魚水族館の魚を思う】【記念日にどら焼き買ってもらったことをきっと死ぬまで忘れない】【暇あれば海を見に行く真夜中の作戦会議 まだ続いてる】昨日まで。溜めぐせがついてしまった。

【広島風お好み焼きに乗せる卵 しばらく月を見ていない】 【路上に置かれた花束の理由をただひとりずつ近づいて読む】 【フライング外食をして外履きのまま小学校の廊下をゆく】 今日に追いついたかな??

【後部座席にジュースの空き缶ふたつカラカラと転がって雨降り】【下りエレベーターで速報見上げ梅雨はこのまま明けなくていい】

身近に、カテゴリ分けした場合“トランスジェンダー”に分類される人がいるのだけど、わたしはその存在をとてもありがたく思っていて、その人と接していると、自分も性別から解放されるような気がするのです。男でも女でもない自分として接することができるよ…

【話すことなくなってただ美味しいとか眠いだとか言い合うだけの】 【違う旅行先から帰りまた同じ家で眠るわれら大家族】

高知 雑感 ・路面電車の発着音がファミマ ・高知駅の電車発着音がアンパンマン ・路面電車でICカードは「ですか」しか使えない ・ごめん方面行き ・ぼうしパン(買って大事に持って帰った、まだ食べてない) ・シェイクハンド龍馬 ・「ぜよ」を推してくる ・…

【傘を差さないきみの髪の茶色が滝のしぶきを反射する昼】 【植物に名前をつけた人がいて触れたら閉じるその両腕に】葉書を一通書いて出した。

【あなたを庇うようなこと言わないように気をつけて紙テープ巻く】 【踏み外したら危険です飛び石で川を渡り薫る水タバコ】 先日ダイソーで髪を乾かす時に使うマイクロファイバー手袋的なものを購入、ずっと気になっていてたしかに髪が早く乾くのでうれしく…

【オーロラみたいな画面焼けの向こう破れない程度に指を触れ】 【聞き覚えのある歌流れる店で 貸したことあったっけ 借りたよ】 ツイッターにも書いちゃってますが、MCビル風さんの新曲がすごく良かったのと、ランチに入った店で満島ひかりちゃんのサインを…

【鰻の尻尾に山椒をかけすぎて振り落とす 何考えていたの】 【煮魚の骨あざやかに外す手がいつか冷たくならないように】 仕事中、急に「かっこいいね!」とだいぶ年上の男性から言われ悪い気はしませんでした。

【一列に並んで同じもの食べて同じだけ胃がもたれる僕ら】 【包装紙の裏に子の寝顔を描き暇にピアノを弾く人が母】

【親指の付け根に円い痣がありいま泣き出せばひとりになれる】 昨日耳にした動詞「フレキシブる」

【転居の知らせうけるたび魂の飛ばし先変わることに慣れない】 【目を細め食品衛生責任者の名前覚え 唱えて帰る】

【前住んでた家の匂いがする服 レンズに付いた霧雨を吸う】 最近意外に思ったことは、ハウステンボスのオランダ語の綴りが「HUIS TEN BOSCH」だってことです。あと、オードブルはフランス語で「Hors d'oeuvre」だそうです。 聞いたもの、井上智恵さんの新譜…