大豆田とわ子と三人の元夫

雑感です。観た人向けです。

とても良いドラマでした。カルテットで満島さんはじめとした主演俳優陣と坂元脚本にハマり、今後キャスト含めこれを超えるものって無いんじゃないかと思ってたんですが、坂元さんはこの作品でカルテットの先を行った…、と思いました。すごかった。


松たか子さん、松田龍平さんは両名ともカルテットの役より更に魅力がUPしていると感じた。プロデューサーの方がリベンジって言ってたのは大成功かと。

高橋一生の最高傑作はカルテットの家森だという持論があるのですが、同じ感じで、岡田将生の最高傑作は慎森だと思いました。や、他の役見たことないけど…これは傑作でしょう。

・劇伴と主題歌が素晴らしい。全員天才。ラッパーの方々は知らない人だったのですが、これから追いかける楽しみもできた。

・ただただ、ただただ、恋愛が邪魔。とはかごめちゃんのセリフ。似たようなことを自分が今の夫と付き合う直前ぐらいのときに友達に言った記憶がある。そのときは面倒くさがりだと笑われただけでしたが、なんか当時の私に同意してくれる人が現れたような、そう思ってもいいんだよと言われた気がして、かごめちゃんみたいな人を地上波のドラマで描いてくれてありがとう!(これ、カルテットのすずめちゃんのときも書いたな?)と思いました。結果わたしは恋愛が邪魔だと思ったまま結婚したわけですが、それはそれ。

市川実日子沼に片足を突っ込みました

・「逆に愛してる」が結構ツボ

スカパラのバリサクこと谷中さんが嫌な役すぎて笑った。

・ジョーと角田さんは結局劇中で会ってないんだね。

・ジョーの一言でとわ子の顔が曇るのはわかったんだけど、巻き戻してみても自分では理由がわからなかった(Twitterで考察見て納得)。相変わらずホントこういうの多い。仕方ない。

東京03のコント見たことなかったんですけど角田さん良い仕事すぎて、これから色々見てみたい。

・とわ子と八作夫婦だったらのシーン、あれは無かった現実だけど松さんと松田さんは実際にあのシーンを撮ったわけで視聴者としては大満足です。

・全体的に生々しかったりショッキングなシーンは映さないのが個人的にありがたいです。

・何がすごいってやっぱり、「あなたを選んでひとりで生きる」と、最終話のマーさんとお父さんのくだり。しっくりくるのに全く想像はできなかった、あれは坂元さんならではの落とし所じゃないかと思う。

・松さんカメラ目線の「また来週!」が毎週楽しみで、最終回はどうなるのかな、「おしまい」?「またいつか」とか?などと考えていたら「ありがとっ!」だった。泣いた。